しゃくれ(受け口)とは下の歯が上の歯より前に出ている歯並びのことです。通常の歯並びでは上の歯が下の歯よりも前に出て重なっていますが、しゃくれではそれが逆になります。その結果、食べ物を上手く咀嚼できない・飲み込めない・サ行やタ行の発音がしにくいなど機能面で支障をきたすことがあるのです。
また、しゃくれはかみ合わせや発音以外に、見た目にも影響を及ぼします。しゃくれには、歯並びに原因がある場合と骨格に原因がある場合の2種類があります。しゃくれの原因が歯並びのみの場合は歯列矯正で対応できますが、骨格にも原因がある場合は外科手術を伴うことも。
両親や親戚にしゃくれの方がいる場合は、遺伝によって生まれつきしゃくれになることがあります。遺伝的要素が関係している場合は、骨格に異常があるしゃくれの可能性が高いでしょう。日本人は、他の人種よりもしゃくれの人が多いよう※です。
※参考:エムアンドアソシエイツ矯正歯科公式HPhttps://maaortho.com/column/profile.html
下顎の成長度合いが大きく、上顎の成長が少ない場合はしゃくれになります。また、柔らかいものばかり食べていると顎が発育不全となり、しゃくれになる可能性があります。
噛むときに下顎を前に突き出す、舌で下顎の前歯を押し出すなどの幼少期の癖を長期間継続することで、しゃくれになる可能性があります。鼻づまりなどによる口呼吸もしゃくれになる原因の一つです。
しゃくれは上の歯よりも下の歯が前にでているため、矯正治療で上の歯を前に出したり、下の歯を中に入れたり、上下の歯を動かしてかみ合わせのバランスをとったりすることによって改善することが期待できます。
ただし骨格のズレが大きい場合は、矯正治療のみでの改善は難しいでしょう。矯正治療に加えて外科手術も必要になるかもしれません。不正咬合の中でもしゃくれは直すのが難しいのです。
ブラケット矯正とは、ブラケットと呼ばれる器具を歯に装着して歯を動かすことで、しゃくれを直していく方法です。上顎歯列を前に出し下顎歯列を後ろに下げる治療で、抜歯が必要なケースも。重度のしゃくれでも治る可能性がありますが、通常の矯正に比べると治療期間が長期間かかる傾向にあります。
裏側矯正は歯の裏側の矯正器具を付けるため、目立ちにくいブラケット矯正です。ワイヤーやブラケットを白や透明のものにすることで、さらに目立ちにくくすることが可能になります。
インビザラインとはマウスピース型の透明な装置を歯に装着して動かす矯正方法です。透明な装置のため治療中でも人に知られにくく痛みも少ないことがメリットです。
インビザライン矯正は、歯列全体に均等に力をかけて矯正することを得意としています。前に出ている歯を無理なく後ろに移動させられるため、しゃくれの治療に向いています。
ただし重度のしゃくれの場合は、インビザラインだけでは対応できない場合も。骨格が原因のしゃくれの場合は、矯正治療に加えて外科手術が必要な場合もあります。
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